ホーム | 2015 | 9月 | 10 (ページ 2)

2015年9月10日の記事一覧

東西南北

 8日にサンパウロ州で降った強い雨は、主要6水系にも反映され、全水系で貯水率の上昇を記録した。降水量そのものも、最も少なかったカンタレイラでさえ、今年同水系が1日で記録した量としては最多となる45・8ミリで、最も降ったリオ・クラーロでは67・6ミリだった。月間累計でも、3水系が既に9月の月間降水量を超え、10%台の低水位ゆえにス ...

続きを読む »

東城選手 夢のゴールに挑戦=全国1部でデビュー目前=(上)=練習試合で3得点の活躍

アヴァイーFC東城利哉選手(22)=foto, Text - Kimio Ido

 ブラジル南部サンタカタリーナ州(SC州)州都のフロリアノーポリスに本拠を置く、サッカー全国選手権1部「アヴァイーFC」に一人の日本人FW(アタカンチ)がいる。日本でのプロ経験のない東城利哉(22、東京)だ。プロサッカー選手になる夢を持って4年前、ブラジルに単身飛び込んだ若者の経験と意気込みを聞いてみた。(敬称略、井戸規光生記者 ...

続きを読む »

「万有引力」待望の再公演=寺山修司の幻想的舞台を

舞台のワンシーン

 戦後日本を代表する劇作家の一人、寺山修司の遺志を引き継ぎ活動する劇団「演劇実験室◎万有引力」(東京)が11月、ブラジル3都市で20年ぶり2度目の来伯公演を行なう。日伯120周年記念事業で、文化庁が助成した。当地初公開される演目『奴婢訓』(ぬひくん)は、寺山主宰の演劇実験室「天井桟敷」が世界31都市で上演を重ねたロングラン作品だ ...

続きを読む »

援協定例会=引継ぎ見越し、会長ら訪日=カンポスさくら祭り盛況

 先月26日にサンパウロ日伯援護協会で定例会が開かれ、現在の活動状況や今後の予定が報告された。 9月下旬に菊地義治会長、与儀昭雄副会長、井上健治書記理事、中田和夫運営委員長らが訪日し、日系社会と関係の深い各施設を訪問予定。菊地会長は「来年任期が切れるので、各地を訪問して副会長や後任の人たちを紹介しておきたい」と意図を説明した。  ...

続きを読む »

りんごジュースはいかが?=青森県人会が取扱中

県人会が販売しているりんごジュース(2リットル、1リットル)

 青森県人会(玉城道子会長)が、7月の県連日本祭りで売れ残ったりんごジュースを取り扱っている。価格は1リットル20レ、2リットル32レ。5本以上なら1割引きで購入できる。 玉城会長曰く、「サンパウロ市では日本祭りでしか購入できない貴重なジュース」だが、今年は売れ残ってしまったという。原料は青森と姉妹都市のサンタ・カタリーナ州産サ ...

続きを読む »

■今週末の催し

 土曜日(12日) サントスツアー、午前8時、青森県人会前(Rua Dr.Siqueira Canpos, 62, Liberdade)発     ◎ 花といちごの祭典、午前9時、エドムンド・ザノニ市立公園(Av. Horacio Neto, 1030, Atibaia)、日曜日も     ◎ 慈善バザー、午前9時、ヴィラ・カロ ...

続きを読む »

『朝蔭』 8月号

 『朝蔭』8月号(第430号)が発行された。 巻頭「句帳」(念腹)、その一句「夏草や石を積めるも牧の柵」、「雑詠 寿和選」その6句「満開の花見に母の車椅子」(小林エリザ)、「窓により人恋しさに月を見る」(太田智恵子)、「艶だしのリップ重ねて恋人の日」(鈴木文子)、「マンジオカの産地変はりて呼び名また」(中馬和子)、「母の日や母の ...

続きを読む »

大統領再選に抵抗強い国民=カルテス政権への厳しい世論=パラグァイ 坂本邦雄

カルテス大統領(左)と握手を交わすジウマ大統領(Foto: Presidencia do Paraguay 29/10/2013)

 パラグァイのオラシオ・カルテス大統領(59)は多くの市民の期待を担いながら大統領に就任してから、この8月15日で早くも満2年を迎えた。しかし、世の中は必ずしも思う様には行かないもので、カルテス大統領のこの2年間の行政結果に対する各階層の人々の評価は大よそ否定的なのである。 お隣のブラジルのジウマ大統領もその第2期政権が、今年元 ...

続きを読む »

『百年の水流』開発前線編 第一部=北パラナの白い雲=外山脩=(32)

地元日系社会の90年 バンデイランテスには野村農場の創立とほぼ時を同じくして、日本人の入植が始まった。最初は1927年、山田末吉という福島県人が100アルケーレスという広さの土地を買った。当時の農業用区画は、普通、一家族当たり10アルケーレスであった。山田は笠戸丸移民でリベイロン・プレット地方のファゼンダ・ドゥモントに配耕され、 ...

続きを読む »

リオで干物業立ち上げ=ブジオスの町おこし狙い

アジやサバなどの干物を手にする鈴木夫妻、ブルーナ社長、現場責任者のシルバーナさん、社長の夫のギリェルメさん

 NPO法人「地球の心・日本」の代表を務める元ブラジル移民の伊藤修さんらが、リオ州ブジオス市の漁港振興や雇用の創出を狙い、同地で干物産業を始動させた。 「地球の心・日本」は、環境や生態系を守る持続可能な農業形態「アグロエコロジー」を実践・普及を図る団体。伊藤さんは、水銀汚染問題を通じて知り合った同市の会社経営者と検討し、町おこし ...

続きを読む »