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2015年10月9日の記事一覧

終戦70年記念=『南米の戦野に孤立して』=表現の自由と戦中のトラウマ=第9回=二世公証翻訳人Yとは誰か

暁星勤労裁縫学校の1960年度卒業生の記念写真(前列中央が岸本)

 53年10月の国外追放裁判の第2審で無罪判決が下された後、《これで事件は完了していたものと思っていたところ、「貴下の帰化権が剥奪されることになつたから、至急異議申し立ての手続きをしなければならない」との知らせが弁護士からあった。これこそ全くの晴天の霹靂である。(中略)一片の予告、一言の抗弁の余地もなく、本人の全然知らない間に『 ...

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ブラジルだから人情話!=浪曲師春野さん公演へ意気込み

無事到着した春野恵子さん(右)と曲師(三味線伴奏)の一風亭初月さん

 【既報関連】今週末に行われる公演のため、浪曲師の春野恵子さんが7日、着聖した。当地の浪曲文化を知り、自らブラジル公演を発案したという春野さんに、公演への意気込みを聞いた。 春野さんは2014年のニューヨーク公演成功を皮切りに、積極的に国外公演を行う。その中で浪曲文化の根付く当地に興味を持ち、在日ブラジル人の友人らの協力を得て、 ...

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念腹忌全伯大会=熟連会館で18日

 サンパウロ木蔭句会が『第37回念腹忌全伯大会』(杉本絃一大会委員長)を18日午前10時(当日は夏時間第一日目。旧時間なら午前9時)より熟連会館(Rua Dr. Siqueira Campos, 134, Liberdade)で開催する。参加費40レ。朝蔭発行所後援。 当日の席題は「念腹忌」「潔子忌」「牛童子忌」、および会場嘱目 ...

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大耳小耳

 裏千家茶道准教授の上原美奈子さん=神奈川在住=が3日、東京で開催された雲南懇談会で、レジストロの「天谷茶」や「おばあ茶ん」を紹介してくれ、100人ほど集まった会場からは「ぜひ取り寄せたい」という声が多く上がったと連絡があった。上原さんが「移民の皆さんが国の支援も企業のバックアップもなく個の努力で開拓した茶園のお茶です」と解説す ...

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インド開催でブラジル初代表募る=オイスカ青年フォーラム

栗田さんと渡邉理事

 公益財団法人オイスカ(中野悦子会長)主催で11月21日から5日間、インドのケーララ州で行われる『第17回アジア太平洋青年フォーラム』に関し、ブラジル代表の参加者を同ブラジル支部が募集している。 同フォーラムは20~35歳までの若者が集い、「持続可能な発展」に関する議論や共同の農作業を通して親交を深める。過去16回までにアジアを ...

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『百年の水流』開発前線編 第一部=北パラナの白い雲=外山脩=(49)

西村組の西村市助

 西村は、仁王に似た体格の持ち主で、破(われ)鐘の様な声で人を使った。一方で可愛がった。それについては、彼の下で働いていた勝田卯太郎の話が、文字になって残っている。それによると──。 最初、西村が勝田たちを連れ、現地入りした折のことである。この時は鉄道がジャタイまで通じていたので、汽車でそこまで行き、迎えに来ていた斉藤と落ち合っ ...

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和楽器演奏や武道用品販売も=18日、ピラチニンガで和ショー

来社した関係者

 ピラチニンガ文化体育協会(酒井清一会長)が18日、同文協会館(Rua Valerio Carvalho, 63, Pinheiros)で日本文化祭『和ショー2015』を開催する。午前9時半から午後5時まで、参加費5レアル。 ワークショップなどが中心だった昨年の第1回とは内容を変え、日本文化の実演が主となる。午前中は剣道や空手、 ...

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9州13人の精鋭集う=全伯スピコン、リオで18日

 国際交流基金サンパウロ日本文化センター(深沢陽所長)の『第21回全伯日本語スピーチコンテスト』が、18日午前9時からリオデジャネイロの聡伯院(Av. Nossa Senhora da Copacabana 928, 3o. andar)で行なわれる。 全伯各地で行われた地区大会で、優秀な成績をおさめた日本語学習者が出場する。今 ...

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兵庫県人会ピクニック=グアラレーマへ、申込み20日まで

 兵庫県人会(松下瞳マルリ会長)が25日、恒例の『親睦ピクニック』を行う。行き先はサンパウロ州グアラレーマ市の「Hotel Fazenda Pintado na Brasa」。 参加費は会員60レ、非会員80レ(朝食、昼食、おやつ、プール、市内観光代込み)。5歳以下と75歳以上は無料。申込み締切りは20日。 午前7時に同県人会( ...

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『のうそん』

 『のうそん』9月号が発行された。 随筆「唱歌に寄せる思い出」(渥美明)、短歌「夫逝きぬ」(西尾章子)、随筆「訪日を前に」(佐瀬妙子)、随筆「晩年」(国吉真一)、俳句「のうそん俳壇」(樋口玄海児)、小説「本多農場」(加藤武雄)、小説「蛍光・市井の一人の女性の手記より」(田口作夫)ほか。 問い合わせは日伯農村文化振興会(11・24 ...

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