湾岸戦争は1991年1月17日に多国籍軍の空爆から始まった。元をたどれば、前年8月にイラクがクエートに侵攻したのが発端だ。 「イラクではナッシリアという町に住んでいたんだが、秘密警察があちこちにいてね、嫌な町だったな。もし休暇をとってブラジルに帰っていなかったら、僕も人質になっていた。10カ月待っても工事を再開しなかったんで、 ...
続きを読む »2016年4月6日の記事一覧
JTB=カルモで300人が清掃活動=地球いきいきプロジェクト
旅行会社のアラツールJTBはグループ会社のクイックリートラベルと共催し、先月20日午前にサンパウロ市のカルモ公園で清掃活動を行なった。JTBグループが取り組む社会貢献事業「JTB地球いきいきプロジェクト」の一環。 南米初実施となった今事業には、慈善団体「ジョゼ・コルトロの家」の子どもら62人に加え、一般参加から計302人が参加 ...
続きを読む »人気の文協古本市17日=約1万冊が2レアルから
ブラジル日本文化福祉協会の図書委員会(川原崎隆一郎委員長)は17日(日)午前9時から午後3時まで、同展示室で「秋の古本市」を開催する。 例年1万冊程度の古本(マンガ、文芸書、辞典、学術書など各種)が2~10レアルという安価で販売されるため、開場前から長蛇の列ができる人気の行事だ。 来社した同委員の布施直佐さんは「特に文芸書が充 ...
続きを読む »全伯虚子忌俳句、21日=リベイロン・ピーレスで
第24回リベイロン・ピーレス全伯虚子忌俳句大会(サウロ・ベネビデス大会委員長=同市長)が21日午前9時から、同市の日伯文化協会(Rua Primeiro de Maio, 56)で開催される。参加費は50レアル(昼食代含む)。 兼題は「虚子忌」「パイネイラ」「小豆」「新涼」「踊り」、5句投句。主催はリベイロン・ピーレス市役所、 ...
続きを読む »大耳小耳
和歌山県人会の会報第2号が発刊された。総会や短期訪日交流事業の報告ほか、婦人部が紅しょうがを仕込む様子も掲載されている。その紅しょうが約100キロは4月の屋台祭り、7月の日本祭りなどで売るお好み焼きの材料に。量も量だが、準備に婦人部22人が集るあたり、結束の強さをうかがわせる。「婦人部がしっかりしている日系団体は活動が盛ん」と ...
続きを読む »JICA調査団、ロ市へ=高齢者支援の講演に250人
当地の日系高齢者支援に関し情報収集と現地調査のため、JICAを通じ来伯していた佐久総合病院の北澤彰浩診療部長ら専門家が先月20日、パラナ州ロンドリーナを訪れた。 翌日午前から同市職員を交え、高齢者に関わる行政の取り組みについて意見交換。昼食後には同地に派遣されている、JICAシニアボランテイアの岡生子さんによる活動報告に耳を傾 ...
続きを読む »飯田領事部長らが帰国=サ総領事館3役職で異動
在聖総領事館の人事異動に関し先月21日、交代あいさつのため飯田茂領事部長(63、埼玉)らが来社した。1941年に入省した同部長は、定年のため退職する。 「サッカーW杯、安倍総理の来伯、外交120周年には秋篠宮ご夫妻も来られた。忙しく充実したブラジル赴任となった。各日系団体ともご縁を深く知る任期だった」と笑顔を見せ、丸2年間のサ ...
続きを読む »施設改築に6万ドル=草の根協力で憩の園へ
日本による草の根無償資金協力に関し、救済会による老人ホーム「憩の園」(吉安園子会長)に対する贈与契約署名式が先月15日、在聖総領事館にて行われた。 同園の高齢者が使用している施設は1980年代のままで、雨漏りや破損など老朽化が進んでいたため、改築を行う必要があった。 今回の協力は、施設の改築に5万8298米ドルを限度に行なうも ...
続きを読む »「ある日曜日」(Um Dia de Domingo)=エマヌエル賛徒(Emanuel Santo)=(37)
「まあ、あまり驚かないでくれよ」 私が、「エル・パライーソ」で法外な料金と引き換えに得た情報を、要約しながら話している間、リカルドは、もくもくとシュラスコを食べながら黙って聞いていた。「で、現時点での私の推測だが・・・」 シュラスコで一杯になったリカルドの口の動きが止まった。「君が結婚したのは、きっと、アナと名乗っていたカロリー ...
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