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2016年5月10日の記事一覧

大耳小耳

 時おり「自分史を作りたい」といって来社する人がいる。渡伯してから今までの人生を子孫に読ませるためだ。日ポ両語の本にすることで、若い世代でも読める本になる。子孫からすれば、なぜ自分がブラジルで生まれたのか、先祖はどのように生き抜いたのかが分かる貴重な資料。それを読むことで自分のルーツを知り、日系人としての誇りを持って生きていくこ ...

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5月11日、上院で採決へ=灯せ、トンネルの先の明かり=テメル新政権、今週にも決定=駒形秀雄

まだまだ〃奥の手〃を駆使しているといわれるジウマ大統領(Foto: Lula Marques/Agência PT)

 日本では明るい色でさくらが咲いて、長いお休みは続く。若い男が女の子と並んで料理を試食「ウーン、旨い」「おいしい」とニコニコ顔。TVをつけると豊かで平和な日本の姿が見えてきます。それなのに、ああ、私達の住むブラジルのニュースは暗い険しい話ばかり…。大物政治家が汚職で起訴までされているのに、「わしゃ、悪いことは何もしとらん」と白々 ...

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オーリャ!

 製造業に従事している熊本の友人から「こちらの企業も仕事を再開しはじめた」という連絡をもらった。余震が少なくなってきて、県内のパナソニック工場などが操業を始めた。一時は18万人を超えた避難所の人数も2万人以下に減った。 今後、復興が進んでいるというニュースが増えるだろうが、「熊本はもう大丈夫」と視聴者が思い込んでしまう危険性も潜 ...

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混乱した今だからこそ日系の活躍を

地方の問題を真剣に話し合う皆さん

 7日、地方に共通する問題を話し合う「第2回サンパウロ州日系地方団体代表者の集い」(本日7面に詳報)が終盤に近づいた頃、ボツカツ文協の坂手實(みのる)評議委員長はすっくと足り上がり、感極まったようにこう云った。「父から『ブラジルで生まれたのだから良きブラジル人になれ』と繰り返し言われて育ってきた。今、一般社会の起きていることを思 ...

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ニッケイ俳壇(887)=富重久子 選

   サンパウロ         平間 浩二里山の一村挙げて吊し柿【秋も深まってくると、この「吊し柿」が店頭に並び懐かしくてよく買い求める。 この句の「里山」とはスザノあたりの地方であろうか。スザノ地方では柿の出る頃は、吊し柿や串柿作りで忙しいことであろう。 「里山の一村挙げて」と言う詠みだしの言葉がとても印象的な佳句であった】 ...

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