ジョアン・ドリア氏の当選により、「サンパウロ市は来年以降どうなるのか」の議論が早くもはじまった。7日付アゴラ紙は「ドリア市長就任でなくなりそうな自転車道はどこか」との予想記事を掲載。東部ジャルジン・エレナのアリヴェイラ・フレイレ大通りや、セントロのミニョコン真下の自転車道がなくなる危険性が高いのではと予想している。また同紙は、ドリア氏が公約通り、17年のバス代値上げをしない場合、バス会社への市助成金は10億レアル上がるとし、同じく公約の「保育園の入園待ゼロ」を達成するには1日につき364人分の入園施設作りが必要だという。本当に実行可能か?
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2003年の連邦警察の「アナコンダ作戦」の主犯として当時話題になったサンパウロ州地裁の元判事ジョアン・カルロス・ダ・ロシャ・マトス氏が5日から再逮捕されている。裁判所での判決の売買を指揮したとして逮捕され、実刑判決も受けていた同氏。今回の逮捕は、5日に最高裁で投票の行なわれた「2審有罪判決ですぐ刑執行開始」判断に備えたもの。司法関係者の犯罪が、まっさきに適用対象に。まさに「有力者にも刑執行」を地で行く展開となった。
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6日のサッカーW杯南米予選で、ブラジルの宿敵アルゼンチンはペルーに2―2でまさかの引き分け。ペルーの2点を決めたのはどちらも、前コリンチャンスで現フラメンゴのパウロ・ゲレーロと、現サンパウロのクエヴァという助っ人外国人ストライカーだった。本人は「母国のためのプレー」のつもりでも、一番喜んだのは実はブラジル国民だったか。
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