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サンパウロ都心部=史的名所を再認識

7月26日(土)

 サンパウロの中心部には、歴史的に重要な名所がたくさんある。そのいくつかを紹介する。
 ▼お茶橋(Viaduto do Cha)=1892年に建設。古い中心街と新しい中心街をつなぐ。昔は通行料をとられていたとか。
 ▼市立劇場(Teatro Municipal)=1903~1911年に建設された新中心街のシンボル。
 ▼聖ベント修道院、同教会(Mosteiro e Igreja de Sao Bento)=16世紀、市の創立者の一人、トゥピー族酋長チビリサーの住居だった。
 ▼コレージオ(高校)の庭(Patio do Colegio)=市制記念の場所。イエズス会の修道士らが1554年、同地初めてのアンシエッタ教会を建設。パードレ(神父)・アンシエッタ博物館には、17、18世紀の貴重な遺物がある。
 ▼サントス侯爵夫人の大邸宅(Solar da Marquesa de Santos)=18世紀に都心部に住んでいた貴族の館。
 ▼セー大聖堂(Catedral da Se)=チビリサー酋長など、ブラジルの歴史的な重要人物が葬られている。
 ▼聖フランシスコ広場(Largo do Sao Francisco)の法学専門大学=サンパウロ大学(USP)法学科校は、1827年に開設されたブラジル初めての法学部。
 ▼ルス駅(Estacao da Luz)=1895~1901年に建設され、第2次世界大戦までが最盛期だった。
 ▼エスタード美術館(Pinacoteca do Estado)=1900年、手工を養成する目的で創設された。
 ▼首吊り人の聖十字教会(Capela Santa Cruz dos Enforcados)=昔、首吊り広場と呼ばれたリベルダーデ広場では、植民地時代から憲法改正で死刑が無効になるまで、犯罪者を紋首刑に科した。その広場にあるのが同教会である。