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体脂肪どう防ぐ=加齢で新陳代謝衰退=援協診療所医師に聞く

健康広場

4月20日(水)

 食事をコントロールし、適度な運動も心掛けているのに太る。六十歳以上の人で、そんな悩みを抱えている人が少なくない。加齢するに従って新陳代謝が衰退。体内でエネルギーを燃焼できず、体脂肪(皮下脂肪・内臓脂肪)が溜まりやすくなるそうだ。
 皮下脂肪は皮膚のすぐ下につき、エネルギーを高めたり体温を保つなどの役割を持つ。女性に見られる下半身太りは、大体これ。一方、内臓脂肪は内臓のまわりにつき、生活習慣病につながる恐れがある。いずれも構造は同じだが、どう減らすか。
 もちろん、適度な運動は欠かせない。援協診療所の医師らは「気づかないうちに、カロリーを摂りすぎていることがある」と、食事の見直しを勧めている。
 例えば、オレンジジュースはビタミンが多く含まれると言っても、コカ・コーラーよりもカロリーが高い。野菜中心の料理をつくっても、マヨネーズをかけたらダイエット効果は薄れる。
 (1)コシーニャなどの油もの(2)パン・麺類(3)ブドウ・アボカッテ・マンガは控えたほうがよい。また、間食・夜食、肉類・塩分の多い食品を避け、食事は時間をかけよく噛むこと。酒は一日に日本酒一合、ビール大瓶一本が限度。
 ただ、過度の食事制限は肩凝り、頭痛、骨粗しょう症を引き起こしかねないため、素人判断は禁物。栄養士、皮膚科医などに相談すべきだという。
 援協診療所=11・3385・6600。

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