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介護食にはお粥を=料理研究家=康本さんが指南

健康広場

2005年11月2日(水)

 料理研究家の康本静子さん(68)が近く、お粥の料理教室を開く。介護食として、お勧めのメニュー。「寝たきりのお年寄りも軽く口に入れられる上、食材を変えてヴァリエーションを持たせることで飽きることもないでしょう」と多くの参加を募っている。授業は二日間あり、受講料は六十レアル。
 高齢化の進行で介護食に関心が高まってきている。康本さんの元にも、レシピの問い合わせが入るようになった。真っ先に思い付いたのが、お粥だったという。米食文化を持つ民族にとって、馴染みの深いものだからだ。大豆、ごま、小豆、豆腐、魚など十三種類と豊富。手間もかからないので介護者を煩わすこともない。
 康本さんは「寝たきりのお年寄りなどは、運動量が少ないので少食になりやすい。家庭の中で一人のために特別の食事を用意するのは辛いけど、胡麻のお粥は電子レンジを使って十分ほどで出来上がります。暮れから正月にかけて食べ過ぎたり忙しくて、胃腸が不調の時、病人と一緒に食するのも健康を保つ条件です」と話している。
 料理教室の詳細は11・3284・1321まで。住所はサンパウロ市アクリマソン区グアラショ(gualaxo)通り117番。地下鉄ヴェルゲイロ近く。

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