2005年9月9日(金) コロニア女子教育の先駆者、赤間みちへさんが七日夜九時ごろ、サンパウロ市内の自宅で家族に見守られながら、老衰のため亡くなった。享年百一歳。あと二週間で百二歳という大往生だった。八日は午後二時まで自らが創立したピオネイロ校で通夜が行われ、その後、ピニェイロス区のサンパウロ墓地で葬儀が行われた。 赤間さん ...
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自然「破壊」から「保護」へ――戦後移民・辻さんの価値ある転身――〃原始生活〃したいなら=アマゾン本流沿いのホテルはいかが=日本から直行して来る人も
2005年9月6日(火) マナウス市の下流三十数キロでリバーサイドホテルを営む辻卦佳治さん(59)。自然破壊の農牧から自然保護のホテル経営に仕事を切り替えた人だ。ここにわざわざ不便なジャングル生活を楽しむために、日本から直行して来る人もいる。そんな人には「ほかのブラジル」は眼中にないようだ。 グエッグエッグエッ、ツィーツィー ...
続きを読む »友はみなアマゾン=日焼たたえ合ふ=大賞にベレンの大楯さん=第2回海外日系文芸祭=ブラジルから多数入選=短歌部門での受賞目立つ
2005年9月3日(土) ブラジル、カナダ、アメリカなど世界各国の日系人から千を超える数の俳句・短歌の応募があった第二回海外日系文芸祭の入選作がこのたび発表され、大賞にベレン市近郊在住、大楯エツヨさん(79、山形)の俳句「友はみなアマゾン日焼たたえ合ふ」が選ばれた。ほかにも、ブラジルからの応募者の受賞が目立ち、特に俳句部門で四 ...
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2005年9月2日(金) 『同素体』九月号(五百六号)が発行された。五百六号同人作品から「吠え猿の好みしアマゾンカスターニャ」(橋爪句大地)、「寒月光背にして牡猫啼き戻る」(畔柳道子)、同人作品感銘句、鈴木竜尾選「師はひとり道はひとすじ南仙子」(まさかず)、平田一耕選「一夜明け昨日に変る秋日和」(千香)ほか。
続きを読む »JICA青年ボランティア リレーエッセイ=最前線から=連載(10)=中江由美=ポルトヴェーリョ日系クラブ=「熱帯の中で暮らし始めて」
2005年9月1日(木) ここは赤道に近い熱帯の町、ロンドニア州ポルトヴェーリョ。半年前に着いた時は雨季の真っ只中で、バケツをひっくり返したようなはげしい雨。一時間も降ったら道はぐちゃぐちゃ。道は平らでないので、川のように流れる。 それでも今年は例年より雨の少ない年らしい。そして、涼しい思いをしたのも束の間、またすぐに太陽が ...
続きを読む »商工会議所、業種横断して意見交換=05年上半期回顧と下半期展望=連載(下)=家電、著しく成長達成=繊維国内販売、競争が激化
2005年8月30日(火) 【繊維部会】 「去年は晴れたが今年はやや小雨」と語る今井達男部会長。冷夏と暖冬の影響で、小売り店の中には支払い手形を延期するところも出てきているという。またレアル高にともない、シェアの大半を占めるブラジル企業が輸出を国内販売にまわしたことで競争が激化。さらに安価な中国製品の流入で価格が下がり、厳しい ...
続きを読む »群馬県人会還暦祝う=出納長ら300人が列席=60周年式典=サンパウロ州副知事も祝辞
2005年8月30日(火) 在伯群馬県人文化協会創立六十周年記念式典およびサンパウロ州との姉妹提携二十五周年記念式典が二十八日、ブラジル日本文化協会大講堂で開かれた。約三百人が会場を訪れ、還暦を迎えた県人会を祝福した。終戦間もない頃、サンパウロ市セントロのトキワ食堂に集った県人有志によりはじまった同県人会。戦後六十年の節目の年 ...
続きを読む »JICA青年ボランティア リレーエッセイ=最前線から=連載(9)=中村茂生=バストス日系文化体育協会=「日本」が仲立ちの出会い
2005年8月25日(木) ブラジルにも本当に冬があったのだ、とようやく納得できるような寒さを体験したクリチバで、同じ年の日系三世Mさんに紹介された。史料館の仕事で世話になっている方のお兄さんである。 公務員のMさんはアパートで一人暮らし、クリチバの日系人社会ともそれほど積極的につきあっている様子はないのに、いったいどうやっ ...
続きを読む »JICA青年ボランティア リレーエッセイ=最前線から=連載(8)=加藤紘子=クイアバ・バルゼアグランデ日伯文化協会=日本が学ぶべきこと
2005年8月18日(木) 私は今、日本の反対側の国ブラジルにいる。その地もマットグロッソ州クイアバ。言葉も気候も生活する人々も食べ物も、全てが私にとって新鮮であり興味深い。 最初に「マットグロッソ」と聞いたときは、うっそうとした大森林の中に行くのだと思った。実際、サンパウロからクイアバへ向かう飛行機で、眼下に広がる森林を見 ...
続きを読む »JICA青年ボランティア リレーエッセイ=最前線から=連載(7)=森川奈美=マリリア日系文化体育協会=「気づかなかった素晴らしさ」
2005年8月11日(木) ブラジルと書道。この全く接点がないような二つの単語が組み合わされる日が来るなんて、想像もしなかった。しかも自分がそれに大いに関わることになるなんて。 今、私はブラジルの日系社会に書道の文化を広めるため、主に日本語学校の生徒達を中心に教えている。書道の練習は根気がいるので、子ども達が毎回飽きないよう ...
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