ニッケイ新聞 2008年7月11日付け 十日エスタード紙が、ブラジル教育の弱点は質の良い教師の不足にあると思わせる記事を掲載した。 それによると、国内の教師の七〇%以上は私立大出身で、仏語、化学、物理の三教科以外は私立大出身教師の方が多いという。大学数からいけば当然だが、「一般的に私立大生のレベルは公立大生より低い上、教師の ...
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コラム 樹海
ニッケイ新聞 2008年7月8日付け アフリカは広く大きい。北のエジプトなどは政治や社会情勢もかなり安定しているが、サハラ以南には貧困や飢餓―エイズの感染が広がり涙を流す国もある。文化や文明の格差もあり、エチオピアにある古い宗教施設は今も輝きを失っていないが、こうした光を放つものが極めて少ない国もある。井戸がないために水がない ...
続きを読む »SF川で大麻栽培=トマト作りより生活安定
ニッケイ新聞 2008年6月21日付け サンフランシスコ川の中流地帯に植民地時代から共和制初期まで、大麻栽培が行われていた。それが一九七〇年、農産物栽培で生産者の所得増加を期待して疎水工事が行われたが、結果は反対に所得格差を広げた。いまや生産者は大地主の労働者となって、大麻栽培に励んでいると六月号ル・モンド・ディプロマティック ...
続きを読む »グローバル化で三つの遺産
ニッケイ新聞 2008年6月19日付け ブラジルは、グロバリゼーションにより三つの遺産を残した。一は、世界における経済領域をさらに広げたこと。二は、国内に先進国と途上国並みの地域格差を作ったこと。三は、企業や個人間に勝組と負組といった社会格差を作ったこと。
続きを読む »キューバ=超薄給制度を改定=消費促進と通貨流通に努力
ニッケイ新聞 2008年6月13日付け キューバの政府系機関紙「グランマ」は十一日、超薄給の給与システムを八月までに改定し、給与の上限や能率給を制定すると発表した。 キューバでは、薄給が二本立て通貨の流通にも支障を来たした。能率給制度も効果が上がらず社会格差を生み、国民の不満を増長した。均等給料は公平だが、誰もが不都合を感じ ...
続きを読む »交付金は与党市へ=次期選挙へ向け点数稼ぎ
ニッケイ新聞 2008年6月11日付け ルーラ大統領はPT(労働者党)と連立党に属する市長の都市には、公共事業交付金で大きな格差をつけたことが判明した。与党の市長が統治する都市は、人口一人当たりの交付金が八十レアルに上るのに対し、野党の市は四十二レアルに過ぎないことが分かった。 次回選挙で点数稼ぎとなる公共工事や社会福祉事業 ...
続きを読む »議員が食べれぬ学校給食=予期せず出てきた社会格差=未来を見越した生活変化を
ニッケイ新聞 2008年6月7日付け 六日フォーリャ紙記載の二つの記事に、社会格差は様々な形で表出するものだと思わされる。 一つは、サンパウロ市の市議会議員による学校給食試食の話で、もう一つは、みんながエリート並みの生活をしたら、地球一つでは足りないという話。 サンパウロ市の市議会議員五五人中六人が試食したのは、実際の市立 ...
続きを読む »中銀、金利再引き上げ=通貨政策批判で烽火上がる
ニッケイ新聞 2008年6月6日付け 中央銀行通貨委員会(Copom)は四日、基本金利を先月に引き続き〇・五%引き上げ、年利一二・二五%にしたと五日付けエスタード紙が報じた。市場は二〇〇八年と〇九年のインフレが悪化すると見て、引き上げは予想していた。 〇・五%の引き上げは、リスク格付け会社のランク上げで政府は財政黒字目標を四 ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2008年5月31日付け アフリカは広く大きい。北のエジプトなどは政治や社会情勢もかなり安定しているが、サハラ以南には貧困や飢餓―エイズの感染が広がり涙を流す国もある。文化や文明の格差もあり、エチオピアにある古い宗教施設は今も輝きを失っていないが、こうした光を放つものが極めて少ない国もある。井戸がないために水がな ...
続きを読む »忍び寄る物価の高騰=給与は増えたと言うけれど=低所得者層に響くインフレ
ニッケイ新聞 2008年5月15日付け 世界食糧危機でもブラジルは大丈夫と言われても、実際に肌で感じる物価の高騰。それを裏付けるように、十四日伯字紙は、インフレ進行中で低所得者ほど影響が大きいと報じた。 インフレ高進の主因は食料品で、主食も含めた食料品が過去十二カ月で一〇・七九%値上がり。今年最初の四カ月間だけでも、大豆油三 ...
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