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水野龍 関連記事

日本移植民の原点探る=レジストロ地方入植百周年 ◇戦後編◇ (108)=筆禍事件起こした石川達三=実は『植民』編集部に勤務

石川達三(『最近南米往来記』中公文庫、1981年より)

ニッケイ新聞 2014年1月22日 海興が植民希望者を集めるために戦前に発行していた雑誌『植民』編集部に、片岡松枝は編集主任として勤務していた。松枝は1923年に青山女学院卒業後、東洋大学専門部に入学し、与謝野鉄幹・晶子の「日本古典全集」刊行会に入社し、全集編集に携わった。娘の京田によれば、それが経済的に立ち行かなくなり、アマゾ ...

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コラム 樹海

ニッケイ新聞 2014年1月21日  サンパウロ市カンポ・ベロ区の何の変哲もない小さなカフェ(喫茶店)に入ったら、メニューにアイスコーヒーがあった。どこでもほぼカフェジーニョかエスプレッソの一点張りの当地としてはごく珍しい。「コーヒーの選択肢が増える兆しか」との期待を抱いた▼というのも、世界最大のコーヒー豆輸出国であるはずの当地 ...

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日本移植民の原点探る=レジストロ地方入植百周年 ◇戦後編◇ (103)=紅茶産業に新潟県人の系譜=越佐郷土会次々に送り込む

昨年10月の同地方百周年式典であいさつする金子国栄レジストロ文協会長

ニッケイ新聞 2014年1月15日 「高校時代の親友が事故で死んでいなかったら、僕はブラジルには絶対に来ていなかったと思う」。戦前移民の大半が農業から始めたが、戦後移民の金子国栄(72、新潟)=13年3月11日取材=は渡伯以来、42年間もお茶一筋の生活をしてきたが、農業自体は一度もしたことがない。 金子は1940年11月に新潟県 ...

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日本移植民の原点探る=レジストロ地方入植百周年 ◇大戦編◇ (94)=終戦7年目に敗戦を公言=「この道を通ったら殺す」

ニッケイ新聞 2013年12月19日  セッテ・バーラスにいた山根善信(よしのぶ)は「1946年後半、何かの用事でサンパウロに出た時、ドップスに捕まったことがある。タピライを通るバスで出て、ルス駅の近くに着いた。用事を済ませて、バス停で私と別の日本人が待っていたら、いきなり刑事に捕まって10日間もすぐ近くのドップスの監獄にぶち込 ...

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日本移植民の原点探る=レジストロ地方入植百周年 ◇大戦編◇ (83)=国際協調的な南進論の流れ=軍刀献納で板垣陸相が感謝

ニッケイ新聞 2013年12月4日 明治時代の海外進出という期待感に満ちた眼差しが、まるで世界地図に刺した虫ピンの先のようなイグアッペ植民地に注がれた。明治大正を通して、移住という国際協調的な手段を通して世界とつながりを持とうとした日本だが、1930年前後の出移民圧力は、蒸気を吐いてクルクルと回る圧力鍋のように、とんでもない強さ ...

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日本移植民の原点探る=レジストロ地方入植百周年 ◇戦前編◇ (68)=海興から手を引く青柳、水野=パラナに羨望のまなざし

ニッケイ新聞 2013年11月5日  青柳育太郎は海興重役に留まったが、最終的に《二十四年に至って青柳は帰国したが、その後意見の相違から辞任、東京シンジケート以来からの植民事業の鬼もこれから絶縁する事になった〜》(『60年』14頁)とある。ブラジル側では「青柳は負債問題解決のために帰国し、移植民が納得するような解決策をとれなかっ ...

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半世紀に渡って親睦深め=ピニェイロス文化会50周年=60人が集い和やかに祝う=「55、60周年まで継続を」=中川芳月(ほうげつ)さんの浪曲も

ニッケイ新聞 2013年10月23日  ピニェイロス文化親睦会(中川浩巳(ひろみ)会長)の創立50周年を祝う式典が20日、サンパウロ市のピラチニンガ文化体育協会サロンで開かれ、約60人が和やかに節目の年を祝った。中川会長は「この式典を糧に、元気に仲良く55、60年と会の活動を継続させよう」と会場に呼びかけ、決意を新たにした。   ...

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コラム 樹海

ニッケイ新聞 2013年9月12日  ブラジル移民の父として有名な水野龍。それでは沖縄移民の父が誰かご存知だろうか? 〃元年者〃に遅れること32年、初めて沖縄からハワイ移民を送り出した當山久三だ。1903年の第2回渡航では自身も船に乗り込みサトウキビ栽培や英語の習得に勤しんだ。初回移民が故郷に錦を飾ったこともあり、笠戸丸の4割を ...

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日本移植民の原点探る=レジストロ地方入植百周年 ◇戦前編◇ (47)=輪湖、海興本部訪ねる=水野「信州は移植民を」

ニッケイ新聞 2013年9月17日  レイス法案に対して、親日派議員オリヴェイラ・ボテーリョはサンパウロ州の日本人集団地を巡回視察し、イグアッペにも足を伸ばし、数十頁にわたる報告意見書を作成して1925年7月8日に下院財政委員会で朗読し、《徹頭徹尾日本移民のために有利であり、レイス法案中の黄色人種移民制限条項は、これによって粉砕 ...

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日本移植民の原点探る=レジストロ地方入植百周年 ◇戦前編◇ (41)=〃南米浪人〃岡田芳太郎=蝸牛の如く徒歩16万キロ

ニッケイ新聞 2013年9月7日  当時レジストロ地方の植民地開発の魅力は広く知れ渡り、世界から日本人が集まっていた。なかでもレジストロで客死した〃世界徒歩旅行家〃岡田芳太郎は、謎の経歴をもつ人物だ。  日伯新聞1933年2月16日付け「徒歩旅行家岡田氏 レヂストロで客死」「足跡南北米に普く 行程実に十六万キロ」との記事があり、 ...

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