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東西南北

4月11日(金)

 ロナウジーニョが「文盲ゼロ」運動に参加しないことになった。レアル・マドリッドを通じて政府が肖像権の使用を求めていることを知ったが、政府から公式要請がなかったこと、「飢餓ゼロ」運動に参加すれば、肖像権は同運動に帰属すること、文盲撲滅の大切さはわかるが、自身の体験から「飢餓ゼロ」により深い使命感を抱いていることがその理由。ロナウジーニョは飢餓・貧困撲滅運動国連大使でもある。
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 リオ州の刑務所職員らが九日から無期限ストに入り、バングー複合刑務所とフレイ・カネッカ複合刑務所の警備が強化された。リオ市では八日と九日、麻薬組織のテロ攻撃が相次いで発生し、同州保安局側は「ストを利用して、麻薬組織のテロ攻撃がエスカレートするのではないか」と懸念している。職員らは給料調整やボーナスの支払い、有給休暇の支払いなどを訴えている。
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 ブラジルはイラク戦争終了後、国連の下でイラク再建を支援する意向を見せている。フルラン開発相によれば、ブラジルは工学技術や民間サービス、建設などの部門で活躍する可能性があるという。国連の許可があれば、民家の建設も援助するかもしれない。同相によると、中東で民家建設に携わっている伯系建設業者があるという。
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 九日、サンパウロ市北部パルケ・ノーヴォ・ムンド区にあるファヴェーラで火事があり、五十六軒が焼失した。消防署による消化作業は約一時間かかった。焼け出された人たちの一部は親せき、知人の家に避難。同日夜までには同区域の公共施設に臨時の避難所が設置された。火災の原因は漏電またはタイヤのたき火によるものとみられている。

 

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