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コラム オーリャ!


 県連のふるさと巡りでミナス州を訪れた。
 行く先々に日系人の姿があった。その中で目についたのが、若い農業者の姿だ。
 その一人、ピラポーラで出会った飯田栄一さん(三一)は九八年にパラナ州アサイ市から入植。現在、同地で柿の栽培に取り組む。
 「ここは栽培に向いていると思いますよ」と語る飯田さん。日に焼けたその顔は、かつてミナス北部のジャイバで出会った三人の日系農業者を思い出させた。
 ジャイバはピラポーラと同じく、サンフランシスコ川の水を利用した潅漑地域。三人はそこでバナナ栽培に取り組んでいた。みな三十代。いずれもパラナ州の出身だった。「知り合いかもしれませんね」と飯田さん。
 新天地をめざす日系農業者たち。ブラジル日系人と農業の関係はいまも深いな、と感じた。(生)

03/04/15

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