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コラム 樹海


 きょう五月三日は「憲法記念日」です。平和憲法の呼び名もあるのですが、最近は「押し付け憲法」の声や雑誌と新聞には「改憲論」が堂々と掲載されるようになり国民の多くが「自分のこと」として真剣に考えるようになりました。早いもので日本国憲法が施行されてから五十六年を迎えます。これまでにも有力な政治家らに「改憲論」はありましたが、一度も改正されませんでした▼しかし、憲法の規定と現実の動きとの矛盾は深まる一方です。これまでは所謂、解釈憲法で何とかしのいできましたが、これも限界にきているのは否定できません。集団的自衛権が典型的な問題であります。国の法制を司る内閣法制局は「国に集団的自衛権はある。だが、行使はできない」の解釈をし政府もこれに縛られており、首相もこれを動かせないのが現状なのです▼今、政府は海上自衛隊のイージス艦をインド洋に派遣し米軍などの支援をしています。これは誰が見ても明らかに「集団的自衛権」の行使と言わざるをえません。解釈憲法だけでは現実の政治的な情勢にはついていけないのが実際の姿なのです。こうした現実を国民はよく見ているし、よく知ってもいます。読売新聞が行った世論調査によると、憲法改正に賛成する人が五四%に達しています。これは一回だけの調査ではなく六年連続しての結果なのです▼先には経済同友会もが「改憲論」を打ち上げました。衆参の憲法調査会も活発な討議を重ねています。もう「改憲はタブー」は過ぎました。憲法改正へと動くべきときが訪れたと見たいのです。(遯)

03/05/03

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