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「愛と汗の支援金」づくり=こどものその45周年記念 山口市のるりがくえん

5月22日(木)

 山口県山口市の社会福祉法人るりがくえん(村上修好園長)は今月十日から七月九日までの二ヵ月間、兄弟園の日系障害児者施設こどものその(井口信園長)の創立四十五周年を記念して「愛と汗の支援金」と「ブラジル二十一世紀・九千人の森をつくる運動」を展開している。
 るりがくえんとこどものそのが兄弟園提携を結んだのは十六年前。以後、数回にわたって、るりがくえんからこどものそのへ、支援活動が繰り広げられてきた。今回は、こどものそのが八月中旬に創立四十五周年を迎えることを記念し、目標金額五百万円(約十二万五千レアル)を掲げ、大々的に支援を呼び掛けている。
 支援の方法は、(一)るりがくえん園生らが山口市一円の家庭の庭や墓の掃除、コンクリートブロック塀工事などを請け負って手にした報酬をおくる「愛と汗の支援金」(二)マカダミアナッツの苗を一本千円で購入、こどものそのが所有するセルケーラ・セーザル農場に植樹する「二十一世紀・九千人の森をつくる運動」―の二通り。また、八月十五日から三日間、こどものそので開かれる創立記念イベントへの慶祝団も募集しており、すでに約三十人の参加が見込まれている。
 一方、こどものそのでも記念イベントにむけて、八月十五日に日本から村上園長ら福祉関係者四人、ブラジルから連邦、州両政府や福祉施設関係者四人を招いて社会福祉セミナー、翌十六日に創立記念式典、最終日の十七日は植樹、野外観桜会を予定し、準備を着々と進めている。

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