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「新市場を開拓」=味の素新社長=前田氏が就任

7月11日(金)

 味の素インテルアメリカーナ(有)・味の素ビオラティーナ(有)に新社長が誕生した。新社長の前田宏一さん(五五)は、日本で総合企画部長をつとめたあと、七月一日付けで現職に就任。元社長鍵冨信三さん(六〇)は会長に昇格し、海外食品・アミノ酸カンパニーラテンアメリカ本部長として、市場拡大を目指す。
 ブラジルにおける味の素グループ主力商品は、MSG(グルタミン酸ナトリウム)やリジンなどのアミノ酸や即席めんなどの食品。アミノ酸は、各種調味料の他、肥料、サプリメントなど多種多様な用途で用いられる。同グループのサプリメントは、米大リーグマリナーズのイチロー選手や佐々木主浩選手、陸上ハンマー投げの室伏広治選手が使用し、プロスポーツの世界でも高い評価を得ている。
 新社長の前田さんは「ブラジルは大きなポテンシャルを秘めた国だ。これから地方を回って、新たな市場を発見しようと考えている。我が社が、発展することで新たな雇用を創出しブラジル経済に貢献したい」と、意気込みを語った。

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