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広島被爆58年忌―サンパウロ市でも鎮魂の鐘が鳴る

8月8日(金)

 六日午前八時十五分、本派本願寺ブラジル別院(=西本願寺、サンパウロ市シャーカラ・イングレーザ区)に鎮魂の鐘が鳴り渡った。あの日から五十八年ー。広島市は、被爆五十八年忌を迎えた。在ブラジル原爆被爆者協会(森田隆会長)主催の原爆犠牲者追悼法要が営まれ、約三十人が参列した。
 中西利正浄土真宗本願寺派ブラジル別院輪番が原爆投下時刻を告げると、場内は一気に厳粛な空気に包まれた。参列者は合掌、原爆の犠牲となって亡くなった人たちの冥福を祈った。
 法要後のあいさつで、森田会長は「名もない市民を大量に虐殺した」と米軍の行為を糾弾した。
 在外被爆者問題にも触れ、「在韓被爆者の起こした裁判で勝訴したものの、健康管理手当や医療費の支給については手続き上問題が多い。被爆者手帳の申請が現地で可能となるよう取り組んでいるところだ」と現状を説明した。
 森田会長らが原告となって提訴した在ブラジル被爆者裁判は現在、係争中。時効をめぐって和解協議に入っている。手当の送金や医療給付などの面で希望通りにならない限り、森田会長は裁判を取り下げるつもりはないという。

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