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コラム オーリャ!

 イパチンガ市(MG)のウジミナス製鉄所で、ヒマラヤ桜と雪割桜に花が付いた。ヒマラヤは昨年に続いて二年目、雪割は今年初めてだ。
 手入れを請け負っている沖真一さん(農大会理事、六四)が先月末、現地に向かい顔をほころばせて帰聖した。
 桜の開花にはある一定期間継続して、寒さが必要とされる。標高の低い地域では同市(四百メートル)が最北の地となる。ヒマラヤは低温要求量が少ないため、条件さえ整えれば、北限を伸ばすことが可能だそう。
 何故、桜の植樹にこだわるのか、以前、沖さんに尋ねたことがある。「移住して何十年ぶりに桜を見たといって、涙を流したお年寄りの姿が忘れられない」という。
 来年八月に定年退職になる。死ぬまで、桜に関わっていきたいと意気込む。桜博士の活躍に期待をかけたい。(古)

03/09/18

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