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コラム オーリャ!

 文協の女声合唱団(二十七人構成)が、今月末から来月上旬、日本の三都市で初公演、訪問先のコーラス・グループとも交流する。公演地は、団員の縁故などで選ばれたようだが、ほかに意図的なこともしてほしかったと思う。デカセギの多い県、町での開催である。
 デカセギ子弟の犯罪急増で、関係者は対応、対処にアタマを痛める。「ブラジル人、ブラジルの日系人は、こんなに程度が低いのか」―犯罪続発地での評判は地に落ちていよう。そこへ「ブラジルにはこんなのもある」とアピールする効果は無形だが大きい。
 きけば、ブラジルのわらべ歌、ポピュラーも選曲されているそうだ。ブラジルの文化の香りを、日本人の顔をした人たちが披露する。聴観衆の認識を少しでも変えられたら、とは望んだのは欲張りだったか。(神)

03/09/20

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