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岸川さん決勝戦を審査=アジア国際ダンス競技大会

10月16日(木)

 岸川ダンス・アカデミーの岸川吉朗さんは九月二十、二十一日に、香港のエリザベス女王体育館で開催された2003アジア国際ダンス競技大会へ、唯一の日本人審査員として参加した。
 同大会には日本、中国、韓国などアジア諸国をはじめ、イタリア、ドイツなど計十四カ国から選手四百五十人が集まった。競技種目は「ラテン」と「スタンダード」でそれぞれ五種目ずつ。年齢・熟練度などにより十種類のカテゴリーに別れて争った。
 岸川さんはダンス歴三十三年で、ここ十年間は毎年約一カ月の海外研修に参加。今年二月には最も権威ある英国の国際ダンス教師協会でダンス教師資格も取得したので、今回、公式審査員として招聘された。
 初めて審査をするにも関わらず、準々決勝、準決勝、決勝の難しい審査を任されたそう。同大会の審査員は全部で八十八人いたが、日本人は岸川さんのみ。審査員は十一人が一組になって、ダンス競技者約二十組が二分間演技する間に、全員の採点をする。大会運営や会議は全て英語だったそう。
 岸川さんは「アジア諸国の技術レベルの高さに驚いた。ブラジルは非常な努力をしなければ、足元にも及ばないと思う」と感想を語った。

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