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俳句三昧、念腹忌大会―門下100人なごやかな1日

10月18日(土)

 第二十五回念腹忌追悼俳句大会(木蔭俳句会主催、朝蔭発行所後援)が、十二日、老人クラブ連合会会館で開催された。ジャカランダの紫も鮮やかな大会日和だった。百余人の同好者が集い、俳句三昧に耽り、なごやかな一日を過ごした。成績は――
 [牛童子選、席題特選句十句]
追憶は立子師の色ジャカランダ 湯田南山子
念腹忌騎馬の遺影の男ぶり
小橋矢介夫
麻州産の零餘子も供へ句座うらら 笹谷 蘭峯
混血の孫ばかりなる子供の日      浅見 天童
佳き雨がスモッグ払ひし念腹忌     太田 幸恵
ホ句ありてこその余生や念腹忌     坂本美代子
片目でも頑張りますと念腹忌      太田 幸恵
児等作る人形劇や子供の日
       佐藤 桃生
コンピュータワープロもこなす子供の日 中井 秋葉
何与へても喜ばぬ子供の日
       山口 ふみ
 代表選の特選賞としてつぎのようにトロフィが贈られた。一位中井秋葉、二位笹谷蘭峯、三位稲垣八重子。
 [兼題句特選十句]
山笑ふ再婚してより若返り
       寺部すみ江
嫁見つけ出稼ぎ戻れば山笑ふ      堀川 暁星
賜はりしイペー日和の慈善市      永田美知子
母とイペーの写真を抱いて出稼ぐ娘   壇  正子
凧揚げて治安と平和願ふ民
       本広 為子
風しかと掴みて昇りつめし凧      鈴木 文子
凧上がり突然嫌々して暴れ
       秋山 正女
凧と児の呼吸通はせ唸る糸
       中原 レメ
五十年の農と別れの大焚火
       中林 俊二
人の罪みな焼き尽せ焚火祭
       湯田南山子
 [選者献句]
山深き緑に輝く白イペー
わが庭に鳴きしサビアー今日は来ず
若き日の兄貼り呉れし武者絵凧

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