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『国際女性フォーラム』報告書=パネリストの発言1冊に

12月18日(木)

 [既報関連]八月二十二日、ブラジル沖縄県人会(宮城調智会長)の県人移住九十五周年記念行事の一環として開かれた「第一回国際女性フォーラム――聞御候(チチミソーレ) 沖縄県人(ウチナーンチュ)の声」の報告書がこのほど発行された。A4版、全百十六ページ。
 報告書は教育、医学、法学、婦人会、県人に関わる女性パネリスト十人の発表などを日ポ両語で記載。(一)「私の学校経営」坂本久場あやこ(二)「校内・家庭内暴力と不規律」比嘉アンナ・マリア(三)「異国の地で励ましてくれたもの」知念栄子(四)「日本とブラジルの教育について」山城千枝子(五)「子弟の絆と強さと美しさ」小波津千代子(六)「非日系人との結婚」具志堅エリザベッテ(七)「食事と健康」当眞富重千鶴(八)「教育における日系人の貢献と展望」吉田諸見里コンスエロ(九)「児童虐待で考えること」伊波輝美(十)「成せばなる 婦人たちの力」赤嶺千壽――など、各方面から教育問題を訴えている。
 今月十五日、フォーラムでコーディネーターを務めた赤嶺礎乃子さん、協和婦人会の普天間俊子会長が来社、「聞くだけで頭に残ってない部分も、読めばまた納得できます」と力説。三百部刷られた報告書はいくつか在庫があり、赤嶺さんは「教育に興味がある方は連絡をください」と呼び掛けている。
 問い合わせ先は、(電話・11・288・3070)赤嶺さんまで。

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