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宮城県人会=念願の新会館定礎式=13年前からの夢実現

1月27日(火)

 ブラジル宮城県人会(中沢宏一会長)が十三年前から計画していた念願の新会館建設定礎式が二十五日午前十時から、敷地のあるファグンデス街一五二番で、南米大神宮(逢坂和男宮司)により粛々と執り行われた。
 二棟張られた仮設テントの奥には、すでに取り壊された旧会館の更地が見える。施行にあたるブラジル戸田建設が十月に引き渡したあかつきには、地上四階、地下二階の立派な会館がお目見えすることになる。
 関係者が署名した設計図を筒に入れて、地面にうがたれた穴に埋める「定礎の儀」では、閉じブタの周りに中沢会長、安部勇戸田建設社長らが順々に、コンクリートを小手でフタに盛った。その後、玉串奉奠では新国良二建設委員長、赤間晃平アントニオ建設副委員長らも柏手を打って、玉串を奉げた。
 続いて、新国建設委員長がお神酒拝載の音頭をとった。中沢会長はあいさつの中で、十三年前からの経緯を説明し、「すでにエスタッカ(掘削機)が立っている。本当に建設が始まった」と感無量の様子だった。さらに阿部社長や新国建設委員長らが祝辞を述べ、一行は定礎記念昼食会会場の北海道交流センターへ場所を移した。

 

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