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光沢タイル増産を=行徳、ニーズに合わせて

2月13日(金)

 設立四十周年を迎えた国内五大セラミックス製造会社の一つ、行徳セラミックス社。新戦力として、社会ニーズに合った利益率の高い新規事業を積極的に展開していく方針を発表した。三日付、エスタード紙が報じている。
 三月より次期主力製品の中高級タイル/光沢タイル製品を、従来の月産五万から八万平方メートルにあげる。これら特殊タイル製品開発に六百万ドルを投資し、二〇〇二年末から効果がでてきた。この投資の中でイタリアより輸入した研磨機でセラミック製品がまるで花崗岩製タイルのように、きれいな光沢タイルができる。
 独自のデザインの開発で他社製品との差別化をつけた新製品「SHINE」は、色々な裁断されたタイルを使用。建築デザイナーも独自の自由な組み合わせができる。
 二〇〇三年のセラミック製品に占める割合は売上の一〇%以下だが、今年は一五%目標で、毎年この比率をあげていく、としている。セラミック製品の燃焼温度は千二百二十度で、品質管理が難しい反面、利益率は非常に高い。
 また社外に目を向けた場合(1)高級志向の建築会社やデザイナーとの交流(2)輸出の促進、近代的で活力のある企業イメージのアピール。また三年まえよりロゴマークをつけているが、四十周年記念シールを追加。従来の主力製品である、床タイルや目地塗り関係の材料等の月産能力も百二十万平方メートルにあげる。会社設立は一九六四年、当初百二十平方メートルでスタートし今日にいたる。

 

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