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鮮魚はこうさばく=岩手県人会青年部、意欲的に学ぶ

5月27日(木)

 岩手県人会で十三日、魚料理についての講習会が開かれた。鮮魚の捌き方などを次世代にも伝えていこうというのが趣旨。魚屋を経営したことがある山道慶大同県人会事務局長(六三)に会員二十人ほどが、手ほどきを受けた。青年部(田中エレーナ部長)、婦人部(田中保子部長)の共催。 日本食レストランや日系団体の行事で、刺し身を口に入れることはちょくちょくある。包丁の入れ方を知っている青年部員は結構少ない。同県人会の催しで婦人部が台所に立っていても、青年たちはただ、見ているだけといったこともみられる。
 また、男性部員からは、「刺し身を食べたいと思って魚を買っても、妻がすぐに油で揚げてしまう」といった不満も聞かれた。青年部から婦人部に協力を乞う形で、同講習会が実現した。
 この日はカレイ、スズキ、カツオ、マスなど七種の鮮魚が用意された。山道事務局長が「二枚下ろし」、「三枚下ろし」などを実演。参加者も包丁を手にした。
 鮮度の見分け方やカレイとヒラメの違いなどについても説明があり、参加者からは「興味深い企画だった」と好評を博していた。

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