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高齢会員を支援=出店無料バザー、20日=岐阜県人会

6月17日(木)

 岐阜県人会(山田彦次会長)は二十日午前九時からリベルダーデ区ブエノ・デ・アンドラーデ街446の県人会会館で、高齢者支援バザーを開く。出店するのは県人会の会員と賛助会員で、場所代はかからず、収益金はすべて出店者の懐に入る仕組みだ。
 「会員の高齢化が目立ち、老夫婦で暮らしていることが多い。彼らは今まで会費を払うなどして、無償で県人会を支えてきた人たち。何かできることはないか」と、山田会長が思いついたのが、このバザー。  「県人会の生き残る道を探る」ための方策でもある。「会費を払えなくなった一世は会を離れる傾向にある。二世で会員を続けるのは十人に一人だけ。ここ十年で半数近く減った」と山田会長は苦しい事情を明かす。厳しい現実の中で、県人会会員の維持、拡大が大きな課題だという。
 当日は焼きそば、どらやき、福神漬けなどの食品のほか、さまざまな内職品も販売される予定。バザーと同時に骨董品展も行われる。志野焼、織部焼の陶器の一部は販売される。
 バザー実行委員長の小島康一さんは「岐阜県人会のどらやきはおいしいと評判。皆様いらして下さい」と、来場を呼びかけた。
 問い合わせ先11・3209・8073(県人会)。
 

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