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協会設立し共同顧客管理=デカセギ派遣業務を標準化

7月16日(金)

  ブラジル日系旅行社協会(松田アキラ会長)の事務所が五月二十八日、ガルボン・ブエノ街三三番サーラ四十二号室に開設された。 今までは各社が独自の契約書などを作成していたが、事務所開設により、協会加盟社の仕事の標準化、顧客のデーターベース化、標準契約書などの作成の他、二名の顧問弁護士による法律相談など加盟社の便宜を図っている。
 案内に来社した松田さんは「今までは、デカセギ斡旋業界内の横のつながりがないために、顧客管理業務は各社バラバラに管理していたが、今後は協会で一元化できる。今は設立して間がないので、会議の連続ですが、会員同士の意見の交換で共通の問題点が明らかになって来た」と述べた。
 協会の会計担当のオオクマ・ミチコさんは「今までは各社が個人プレイをしていたが、協会設立後は安心して斡旋業務に打ち込める」と語った。
 またイアマダ・ムツミ副会長は「設立後は、悪質な顧客の管理ができるようになった。今現在の加盟社は六十五社だが、年内には百社まで増えると予想しており、ますます加盟社にはメリットがでてくる」と説明した。
 問い合わせ電話011・3209・2450。Eメール,www.aban@aban.com.br。

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