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小泉首相、慰霊碑に献花=「先駆者のご苦労大変だったと思う」=気さく、自然体=イッペーなど樹木に関心

9月16日(木)

 「先亡者のご苦労は大変だったと思う」。十五日午前十時二十分、イビラプエラ公園の開拓先亡者慰霊碑に献花し、手を合わせた小泉首相はそう先駆者らの労をねぎらった。その後、日本館を視察。日伯修好百周年記念植樹の碑ではイッペーの花について尋ね、池の鯉を回廊から眺め、「大きな鯉だね」と語った。駆けつけた五十人以上の日伯マスコミからの注文にも気軽に応じるなど、〃らしさ〃を存分に感じさせる視察だった。
 九台の車列の三台目からさっそうと降りた小泉首相は、慰霊碑前に並ぶ七県人会長らと握手。首相の出身県である神奈川県人会の高世整一会長とは「こちらに来て何年になるの?」「私は四十年になります」などと気軽に会話した。岩手県人会の千田昿暁会長も「握手できただけでも最高です」と感想を語った。
 慰霊碑横で記帳し、献花、手を合わせた首相は、本紙記者の「ご感想を」との問いかけに、「先亡者のご苦労は大変だったと思う。しかし、これだけ発展した。これからも日本とブラジルの友好関係作りに精進したいと思います」とコメントした。
 続いて、日本館では一九六七年五月に今上天皇が皇太子時代に美智子妃殿下と共にご来伯したおり、植えられた松の前で立ち止まった。さらに九五年十一月に清子内親王がご来伯したおり植樹されたイッペーを記念した碑にも立ち寄った。
 案内にあたった相良クリスチーナさんが「先週までは右手の桜、左手のイッペーが揃って満開でした。今は散ってしまって残念」と説明。その後、カイズカイブキを植樹した。
 日本館に入り、庭の鯉を回廊の上から鑑賞。首相は「大きな鯉だね」と感想をもらし、池の奥で待ちかまえていた日伯約五十人のカメラマンらの注文にも気軽に応じていた。和室では、正派ブラジル琴の会の北原雅楽人代表と四人の子ども(三世)が演奏する「さくらさくら」を聴きながら、茶室の説明などを受けた。
 案内した相良さんは「首相は予定コース以外のところにも関心をもたれてました。全然堅苦しいところのない、気さくな、自然体で行動されている感じ。カンジュマルの根の張り具合に驚かれ、質問されるなど、自然に高い関心を持たれていました」と首相と実際に話をした印象を述べた。

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