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ソウザ・クルス「建築コンペ優勝嬉しい」=道さん、いまPOAで仕事

12月4日(土)

 建築デザイナーの道康二さんは、去る八月に行われたソウザ・クルス・タバコ会社の建築コンペに招待され、多数の建築デザイナーを抑えて、最高点を獲得し、設計担当者に採用された。現在設計を進めているのは、南大河州ポルト・アレグレ市に建設予定の二万平方メートルを有するリサーチ・センターで、工事は来年早々着工、完成は年末を予定している。
 変った経歴を持つ道さんは六二年早大建築科卒。同年ブラジル外務省の招待留学生として来伯。当時学生時代から続けていたウエイト・リフティングの記録が、南米記録をはるかに上回っており、パン・アメリカン大会に出場すれば、メダル確実とされ、ブラジル国籍を取得して出場、銀メダルを獲得した。
 またコロニアの歌謡祭の司会や、有名な絵画コンクール「アート・イン・フォーム」で銅メダルを獲得したりと多才。
 道さんは「こんな大きな建築コンペに優勝できるとは、思ってなかったので嬉しいです。扇子の扇型をイメージして設計し、敷地を有効に使った」と述べた。
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