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次期文協会長選挙=上原氏が出馬表明

2月16日(水)

 ブラジル日本文化協会の上原幸啓会長は十五日午前、ニッケイ新聞の電話取材に対し、正式に次期会長選に出馬することを認めた。
 昨年暮れまでの取材には「一期二年限り」を明言していた上原会長。「周りから説得されて考えを変えたのですか?」との質問に、「まあ、いろいろなことがありました」と答えた。
 「文協を考える会」などが対抗シャッパを出す可能性があるとの話には、「みんなが文協の将来を真剣に考えるのはいいこと。いろんなプランを出し合い、話あっていきたい」と前向きにとらえている様子だ。
 現在、七十七歳の上原会長。「本当は、もう少し若い人に任せたいという思いもありました」と苦しい胸のうちも述懐した。
 〇七年にも再出馬し、〇八年の百周年まで続けるのですか、との問いに「とにかくあと二年、一生懸命やります」と語った。現在、文協改革委員会が移民史料館を独立させるかどうか検討している点に触れ、次の二年間の中心課題をほのめかした。

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