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イタリアに招かれて=池坊橘支部「椿」を生ける

3月2日(水)

 池坊華道会ラ米橘支部(田中エミリア凉華支部長)は、今月十一日から二十日まで、イタリアのルカ市で行われる第八回国際「椿」栽培者国際会議に招かれ、生け花のデモンストラソンを行い、二週にわたり、椿のみを生けることになった。展示場は同市のパラシオ・ドゥカレ。
 招待者は、ルカ市文化センターのアウグスト・オルシ会長。「春を告げる椿を美しく生けてほしい」という注文である。
 イタリアを訪問する一行は、田中支部長のほか、アナ・マンテガツァさん、古山エウザさん、田中エリオさん、アデニル・ペリニさん、玉城クレウザさんの六人。二週の週末、合わせて六日間、一日につき一人六盃生けなければならないので、支部のなかでも練達者を選抜して招待に応えるのだという。
 七日、イタリア向け出発、十九日制作のデモンストラソンを行う。ルカ市から招待を受けたのは〇二年に次いで二度目。日本からはお茶のグループも参加するという。イタリアの同地方は伝統的に椿の産地として知られ、大輪を含め、三百種が栽培されているという。

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