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京セラ・アレーナ誕生=命名権を10億円で獲得=クリチーバ市

3月18日(金)

 日本有数の電子工学メーカー、京セラは十六日、パラナ州クリチーバ市の名門サッカークラブ、アトレチコ・パラナエンセが所有するスタジアムの命名権(ネーミングライツ)を獲得した。三年契約で契約金は約十億円。南米のサッカースタジアムでは初めての試みで、アレーナ・ダ・バイシャーダと呼ばれた同スタジアムは「京セラ・アレーナ」となる。
 一九九九年に改装され、南米で最も近代的なスタジアムに生まれ変わった同スタジアム。今年二月に京セラ関係者が、視察をするなど命名権取得に向けて、検討を続けてきた。
 京セラはこれまでにもJリーグの京都パープルサンガのスポンサーを務めたり、昨年にはドイツリーグのボルシア・メンヘングラッドバッハとスポンサー契約したりするなどサッカーを通じた企業広報に力を入れてきた。
 スタジアムの名称だけでなく、ユニフォームの胸部分にも「KYOCERA」の文字が刻まれ、三年間で約四億円に上る。

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