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谷効果、新規会員続々=懸念は有力2世の反応?

3月29日(火)

 「一世の代表として会長になってほしい。レオポルジーナ案はご破算にしてもいいと思う」(八十代、男性)
 「リベルダーデを盛り上げてほしい。今日、文協会員の申し込みをしました」(七十代、女性)
 「こういう人間がでてこなければ盛りあがらない。今の体制にはみんな不満を持っていると思う」(六十代、男性)
 「いい人そう」(二十代、女性)
 「日本の感覚を持っていて日本とつながりのある人間でこそ百周年を成功に導けるのでは」(六十代、男性)
 ――決起大会では谷さんへのエールが相次いだ。
 谷さんの三男、豪海さんも「父はいつも動いている人。会長になったら文協は変わると思う。家族も応援している」と誇らしげ。
 会員獲得に奔走した谷さんによれば、大会までに百九人、先週末だけで七、八十人が会員申し込み書を提出しているという。大会当日分を合わせると、今回の選挙に絡んだ新規会員が三百人近くになり、大きな影響を与えると思われる。
 谷陣営は今大会に向け、千六百人の非会員に招待状を送っており、さらに、選挙までには二千六百人の会員に手紙などで投票を呼びかける考えだ。
 今回の決起集会、予想を上回る人員を集めたが、会場には二世有力者の姿が見えなかったことから、「組閣や票取りの不安要素になる可能性」を指摘する声もあった。
 上原、下本両対立候補に二世票が分散するとの見方もあり、会長選の行方はまだまだ見えそうにない。

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