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家の光世界図画コンテスト=8歳男児が金賞=たんぽぽ学園の生徒

3月30日(水)

 農業農村文化の向上を目指すJA(農協)グループの出版・文化団体、家の光協会が昨年主催した第十二回世界こども図画コンテストの入賞者がこのたび発表され、ブラジル人のエリック・シンジ・シノツカ君(8つ)の作品が金賞二十点の一つに選ばれたことが分かった。画題は「雨の中で遊ぶ」。たんぽぽ学園の生徒だ。
 このほかナタリア・タグサガワさん(11、ヴァルジェン・グランデ日本語学校)が銀賞、マリアナ・エリ・オオタさん(12、たんぽぽ学園)、エリカ・キノシタさん(15、椎の実学園)がそれぞれ佳作を受賞。一九九三年に始まった同コンテストの対象年齢は六~十五歳まで。今回は五十七カ国から四万二千点を超える応募があった。
 ブラジルからの応募総数は約三百点で、うち二百点は農協婦人部連合会(ADESC、吉泉美和子会長)が取りまとめて送ったもの。画家の金子謙一さんが、集まった約八百点を審査し応募作を選んだ。
 「出展者は必ずしも日系人に限りません。応募の輪が広がればうれしい」「過去にファヴェーラのこどもたちの作品が受賞したこともある」。吉泉会長、飯田正子理事、奥山貴美子書記、栖原マリーナ指導員は来社して語った。
 同連合会では来年のコンテスト用作品を既に受け付けている。七月三十一日まで。問い合わせ電話11・3835・6775(マルシア、マリーナ)。

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