ホーム | 日系社会ニュース | 浪曲師、5人出演=ロンドリーナで浪曲民謡祭り

浪曲師、5人出演=ロンドリーナで浪曲民謡祭り

4月1日(金)

 [ロンドリーナ]第三十六回新春浪曲民謡祭り(ロンドリーナ浪曲会、民謡声峰会共催)が、去る二月二十七日、ロンドリーナ西本願寺会館で催された。プログラムは五十六番まで、うち浪曲出演は五人だった。近ごろ、浪曲師は貴重になった。
 五人と演目は木村照子さん「おしん」、小野隅若さん(プ・プルデンテ)「涙の法廷」、中山豊華さん「にっぽんの母」、福田菊若丸さん「石松と見受山鎌太郎」、中川芳月さん「乃木将軍と盲目軍曹」。
 民謡は、高齢者が元気なところを見せた。百歳の金須千鳥さんが「八戸小唄」、九十六歳の福田みよさんが「外山節」を披露した。
 祭りは、声峰会会員の「花笠音頭」で幕開け、民謡、浪曲のほか、詩吟、詩舞、歌謡、踊りの参加者も舞台を盛り上げた。プ・プルデンテからも浪曲の小野さんのほか、民謡の唄い手十人が合流・交流した。(中川芳則通信員)

image_print