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大耳小耳

5月25日(水)

 開校からわずか十数年で接収されてしまった旧サントス日本語学校。当時の写真に写る子供たちがその後どのような道のりを歩んだろうか、と想像する。この返還問題、今までと少し状況が異なるのは、二、三世を含めた日系社会全体で取り組もうとしていることだろう。奇しくも今年、日本では戦後六十年を迎える。今も残る戦後処理問題、それは海の向こうでも同様だ。
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 先の援協定例役員会(十九日)で、試験的にマイクを使った。理事たちが高齢化して耳が遠くなり、隣りに座っている人の声も聞き取りにくくなっているらしい。昼食時間を利用して会議を開くので、報告内容についていけなければ、ついうとうととしてしまう。首脳部が、議論を活性化させようと思いついたようだ。マイクに頼るのは恥ずかしいと見えて、この日、各委員会の担当者らは熱を込めて話していた。いつまでも、〃万年青年〃で通したい。
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 海外日系文芸祭には世界から参加者があるというのに、大賞賞品が東京―サンパウロ往復航空券というのはどうだろう。昨年の大賞受賞者はアメリカ在住の方。使ったかどうかが気になる。
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 老ク連が、このほどホームページを開設した。日本の全国老人クラブ連合会の会員はじめ一般にも、われわれブラジルの老ク連の活動を理解してもらう、というのが目的。早速「ブラジルでも(高齢者が)元気で頑張っていることを知ってほしい」と発信。内容は、『ブラジル老壮の友』の記事が多い。JICA派遣のシニア安達正子さんが大人気であることを伝え、間もなく帰国するので、後任をぜひ、と暗に催促しているよう。www.100nen.com.br/ja/roukuren