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ブラジルの書道家ら好成績=毎日書道展でことしも

7月8日(金)

 歴史、レベルともに日本書道会を代表する、第五十七回毎日書道展(毎日新聞社、毎日書道会主催)。公募作品約三万点の中から、ブラジル書道愛好会の若松如空会長(入選六回目)、石川爽香さん(入選七回目)、ブラジル茨城県人会からは、鈴木美津さん(入選三回目)の三名が近代詩文書の部で入選を果たした。また、同県人会の小林月仙さん(入選六回)が佳作に輝き、ブラジルからは初めての入賞となった。
 「小林さんは、夜中目が覚めたら書きだすくらい熱意があるんです」と若松会長は賞賛する。小林さんも「海外からでは賞が取れないと思ってる人が多いけど、今回私が入賞できたことで、みんなにやる気が生まれて、張り合いが出れば嬉しい」と話した。
 表彰式および祝賀会は、十二日午後一時から赤坂プリンスホテル・クリスタルパレスで行われる。展示は上野美術館で、十二日から十七日まで。また、現在若松さんは十月に開催される高校生書道展に出展する作品を揃える準備をしているという。

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