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思い出と未来語る会=戦後60周年記念して=モジ市=きずな会

7月8日(金)

 終戦六十年の節目の年にコロニアの未来を考えよう――。
 モジ・ダス・クルーゼス市の鶴我博文さんを中心とするきずな会は三十一日午前十時から、同市の永昌山禅源寺の会館(ヴィラ・ラヴィニア区パドレ・エウスタキオ街109)で「戦後六十年の思い出」と題した戦没者・先亡者追悼法要および講演会、懐旧談話会を行なう。
 法要は仏式。講演はモジ市在住の洪耀星(コウ・ヨウセイ)さんが、戦後を振り返り思い出などを話す。洪さんは現在八十一歳、日本と満州に住んだ経験のある台湾人。一九七〇年に来伯した。
 きずな会のメンバー鈴木文雄さんは「彼はモジ市の名誉市民に選ばれた有名な方。大変親日家で、私たちはとても信頼している」と講師に選んだわけを話した。
 戦後の記念集会は鶴我さんの長年の希望だった。「戦後五十周年でやりたかったけれど実現できなかった。六十年の節目に是非と思って有志だけ進めている」と鶴我さんは厳しい現状を説明する。
 「戦争経験者に喜んでもらいたいんです。若い人にも参加してもらってこれからのコロニアを考える幅のある会にしたい」
 参加者は禅源寺(電話11・4727・4579)または敦賀さん(電話11・4796・1814)まで連絡を。最寄駅から送迎車あり。費用は食事代として五レアル。

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