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リオ文協=非日系人だけの=「七夕日本語劇」=初めての着物に興奮気味=「七夕祭の歌」斉唱で最高潮

7月15日(金)

 【リオデジャネイロ】リオデジャネイロ日伯文化協会(モアシー・バストス会長)の主催行事―七日、恒例の日本語講座学生たちによる「七夕日本語劇」がリオ総領事館文化広報センターで行われた。神谷武総領事、楠彰文化広報センター所長、リオ州立大学(UERJ)学長代理ジョゼ・アルーダ氏、リオ日本商工会議所田中利幸理事など各方面からの来賓をはじめ、雨にもかかわらず百七十人以上の観客で会場は一杯になった。学生たちの演ずる日本語劇に大きな拍手が送られた。
 この日本語劇は、三十年以上も続く日本語講座の伝統行事の一つで、今回は文化協会のサロンが手狭になり、初めて総領事館文化広報センターで開催された。
 会場はカラフルな七夕の飾り付けが施され華やかであった。リオ文協の日本語学生は九〇%以上が非日系人で占められており、日本語劇でも全員が非日系人、初めて着る日本の着物に興奮している様子であった。
 日本語劇の前にはやはり日本語講座の学生による歌の披露、また、リオ市郊外マガリャンエス・バストス地区の市立小中学校の子供たち十二名による打楽器演奏があり、ブラジル東北地方の歌「アザ・ブランカ」が歌われた。
 七夕劇の終わりの場面では、会場全員が七夕祭りの歌を歌い、会場は最高潮に達した。参加者は会場に用意された竹の葉に自分の望みを書き込んだ短冊を飾り、日本語劇の後にはカクテルも用意され、参加者全員が「七夕の夜」を楽しく過ごした。

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