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日語校支援=ヤキソバ=夕食会=V・グランデ、70年の歴史

2005年9月20日(火)

 ヴァルジェン・グランデ文化体育協会(飯田勇会長)の日本語学校父兄会は、学校支援のためのヤキソバ夕食会を十日夜、同会館で行い、約千人が集まってビンゴなどを楽しんだ。同校は、創立七十周年記念同窓会を七月十七日に行ったばかりで、コロニア最古の学校の一つだ。
 「五十年前には僕も勉強したよ」と黒本信之父兄会副会長(59、二世)は頬をほころばす。
 現在の生徒は五十六人で、うち十人が非日系人。コンピューターや音楽、ソロバン、絵画、折り紙、日本料理などの特別な授業も行っており、日本文化を学びたい幅広い層が学んでいる。
 この夕食会は十年以上続けられている。今回も前日から母親らが仕込み始め、ヤキソバ八百食や天ぷらなどが用意された。会館の壁には子どもたちの絵、習字などの作品が展示され、生徒たちの和太鼓も披露された。当日のビンゴの景品もすべて父兄からの寄付でまかなわれた。
 JICAシニアボランティアの福井たかよさんの仲介により、昨年五月に奈良県月ヶ瀬村中学校より寄贈された鍵盤ハーモニカ・ピアニカ三十台も活用されている。内海アウベルト父兄会長(39、二世)は「先々週の学芸会でも四季の歌とか数曲を披露して好評でした」と報告。「先生たちが頑張っているから、僕らもね」と同会長は力強く語った。

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