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ピラール=楽しく校内お話発表会=子どもの晴れ舞台に拍手

2005年10月26日(水)

 ピラール・ド・スール日本語学校の校内お話発表会が九日午前八時半、同文協会館で行われた。日本語学校の四歳の幼稚園生から十九歳の生徒、全六十八人が参加し、三グループに分かれてコンクールが行われた。
 開会式では同文協会長の南満氏より、「皆さんは先生から教わったことを大きな声で発表してくれることを期待しています」と挨拶。続いて学校長、豊田一夫氏は「日頃練習されている事を発揮することを願います」と語った。
 生徒たちは舞台に上がる前から緊張した様子。中にはお話を忘れる生徒もいたが、なんとか思いだし最後まで発表した。幼稚園児の発表では、舞台に出るのを嫌がる園児を他の園児が背中を押して連れてくる光景も見られ、会場からはその微笑ましい光景に笑いが起こりほのぼのとした雰囲気となった。
 高学年の発表では、気持ちのこもった発表に皆聞きいった。「私の日本語学校」というテーマのスピーチでは、「日本語学校は大好き」「色々なことができてとても楽しい」などのスピーチが多く、生徒たちの学校に対する愛着がうかがえた。この日、年に一度の子供の晴れ舞台を見に来た父母や祖父母、文協会員はその堂々とした発表に大きな拍手を送り続けた。
 昼食後には母の会及び先生によるYOSAKOIソーランの発表もあった。子供たちががんばっているのだから自分たちも、と母の会が取り組んだ。今年初めて行うもので、わずか二日の練習だったが、お母さんたちの突然の出し物に会場から大歓声が上がった。
 閉会式では審査委員長を務めた加藤眞理JICAシニアボランティアが講評を述べ、続いて表彰式では各グループの入賞者と幼稚園児全員にメダルが授与された。また、八月に行われた作文コンクールの入賞者への表彰式も行われた。この入賞者の中から更に選ばれた学校代表者数人が十六日、ソロカバで行われた聖南西お話学習発表会でも発表した。(ピラール・ド・スール発)

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