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83歳男性が交通事故死=サンミゲルの山西さん

2005年12月16日(金)

 十三日午後六時頃、サンミゲル・アルカンジョとピラール・ド・スール両市の境界、東山農場入り口SP250の159・5キロでブラジル人男性が運転する乗用車と山西憲一さん(83)=サンミゲル・アルカンジョ市パウリーノ・シウヴァ通り=の乗用車が正面衝突し、ブラジル人男性と山西さんが即死、ブラジル人男性の車に同乗していた二人のうち一人が運ばれた先の病院で死亡した。
 山西さんは高知県葉山村出身。一九五九年に家族と共に来伯し、野菜やブドウを栽培していた。二年前に夫人を亡くし、子供らは日本に滞在するなど別居、一人暮らしだった。
 十四日に葬儀後、サンミゲル・アルカンジョ墓地に埋葬した。
 西山さん宅の近所に住む桜井忠さんは「ゲートボールの練習帰りだったと聞いている。悠悠自適に過ごしていたが、シベリアに二年抑留されて手の指を四本失う過酷な体験もしている方。親しくしていたので寂しい」と声を落とした。

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