ホーム | 日系社会ニュース | クリニカス病院=引き取り手がない=両足切断した二世男性

クリニカス病院=引き取り手がない=両足切断した二世男性

2006年4月13日(木)

 日系二世(46)の糖尿病患者が先ごろ、クリニカス病院で手術を受け、両足を切断した。引き取り手がなく、病院としても困っている模様。日系コロニアに、支援を求めているようだ。
 各方面の話を総合すると、この男性はサンパウロ市内で暮していた。ギャンブルが好きで散財。数カ月にわたって、電気、水道、ガスを止められていたという。
 病院には、非日系人女性に連れられてきた。この女性の連絡先が分かっていない。そのため、病院側が対応に苦慮している。妻という人もいれば、男性の窮状を知って連れ添ったという人もいる。
 身体障害者になったことで、介護者が必要だ。クリニカスは州立病院で、州が運営する施設もあるが、四十代ということで、老人ホームへの入居は困難だとみられている。
 このような状況を受けて、病院側は日系コロニアの有力者や福祉団体などを頼ってきた。解決方法はまだ、五里霧中のようだ。

image_print