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大耳小耳

2006年7月18日付け

 十五日に開幕した県連フェスティバル。今年は地下鉄サン・ジューダスとジャバクアラの二カ所から、会場までの無料バスが運行された。二日目、サン・ジューダスから乗ろうと改札を出ると、二人の少年少女がボランティアとしてバスの案内をしていた。地味ではあるが意義有る仕事。その応対に、隣の家族連れは「気持ちがいいね」と一言。
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 バスが会場に近づくと、次第に十月選挙に立候補を表明している候補者の看板が目立ちはじめる。ポスター、顔写真にとどまらず、中には巨大な空気人形でPRする候補者も。会場に入れば本人の姿が、選挙活動に怠りないようで。
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 初日の開会式には、県連前会長で、イミグランテス展示場に開催会場を移した中沢宏一・現宮城会長の姿もあった。隅の席から静かに進行を見つめていた。式が終わり、二年目の感想を聞くと、「大事なのは、継続することですよ」。
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 「上々」のすべり出しといえる、今年のフェスティバル。とはいえ、最初の二日間会場を訪れてみて、思っていたほどテーマの「祭り」が前面に出ていないな、という印象を受けた。今年は屋内展示場は広く、屋外もゆったりと使用されている。二週目はお神輿も繰り出す予定だという。あと一週間、会場全体を祭りの雰囲気で包むアイディアを期待したいところ。

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