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レジストロ盆踊り=6千人参加=若い層デカセギに出るが…=日本の美風伝えたい

2006年8月19日付け

 レジストロ市の恒例行事である盆踊り祭りが、十九日夜、同市のベイラ・リオ広場で開かれた。文協、市役所、本願寺、ベースボールクラブの共催。今年で四十六回を数えた伝統行事に、六千人を超える市民が訪れた。同市文協の太鼓部の青年たちが迫力ある演奏を披露したほか、民謡会の女性たちが可憐に踊りを舞い、満員の会場を沸かせた。
 以前は日系人が中心だった同祭り。最近では非日系人の参加も増えてきた。
 中央の舞台を囲んで踊る様子を恥ずかしそうに見ていたブラジル人も、次第に輪に加わり一緒に踊った。「上手に踊りよる」。毎年祭りを訪れるレジストロ生まれの金城常子さん(73)と佐久川初子さん(74)さんは、見様見真似で踊る非日系ブラジル人の姿に笑顔で話した。
 盆踊りに先だち、同文協のリベイラ流風太鼓の青年たちが迫力ある太鼓の演奏を披露。「気をつけ、よろしくお願いします」と勇ましい声であいさつし、力強く太鼓の音を響かせる姿に、会場からは大きな拍手が送られた。
 この他にも民謡大和会の会員がドンバン節や花笠音頭などを披露した。十四、五歳の女性たちが色鮮やかな着物を着て可憐に踊る姿に会場の注目が集まった。
 現在、同市の人口は約六万人。文協理事の金子国栄さんの調査によれば、その内約四千五百人、千二百世帯の日系人が生活している。しかし、その多くがデカセギにいっており、日本文化の後継者となる世代が少ないのが現状だ。
 同民謡会の指導者である山本勉さんも「今のうちから若い世代に日本文化を継承させていかなくは」と語っていた。
 祭りでは、今年三月に発足したリベイラ沿岸日系団体連合会のボランティアにより、売店が出店された。さしみや沖縄そば、すき焼き、はるまき、うどんなど各種日本料理が販売され、盛況だった。売上げは平等に分配されるという。
 「バーン!バーン」と、九時半過ぎからはリベイラ川河川敷から花火が打ち上げられた。来場者は夜空に咲いた大輪に大きな歓声をあげていた。

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