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大耳小耳

2006年9月1日付け

 ブラジル日本移民百周年記念協会執行委員会の委員長を松尾治氏(県連会長)が受けたことを遠山景孝・同委員広報担当から聞いた上原幸啓・協会理事長は、「彼は飲んだんですか」と目を丸くしつつも喜んだという。今月の単独訪日に「百周年のことを説明できるのか」と疑問の声もあったが、執行委員長として松尾氏が随行すれば、話は別だ。援協の酒井清一会長と御三家での訪日ともなる。文協会長、百周年協会理事長として三度目の訪日となる上原氏、今度はいいお土産を持って帰ってくれますよね?
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 九月に行われるパラグアイ日本人移住七十周年記念祭典には、約一千人の来場を見込んでいるという。昨年のピラポ四十五年、ラパス五十年の両移住地記念式典には七百人ほどが出席。パラグアアイ全体の式典としては少ないのでは?とも思うが、国内日系人口五千人強のパラグアイでは、かなりの動員数だそう。聞けば、大豆が三年連続の不作。移住地から見るとなかなか厳しい時期の開催のようだ。
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 「デジタルテレビには市場活性化の潜在性がある」。先日商工会議所で行われたデジタルテレビ動向セミナーではそう言われた。しかし日本方式が採用されたから「日本製品が使われるようになる」わけではなく、テレビや使用する機器、部品に至るまで、中国や韓国企業がブラジルに進出して開発を行う可能性は十分にあるという。「どの方式が採用されても変わりませんよ」と、ある製造業者。日本方式が採用されたとはいえ、まだこれから、といったところか。

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