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ブラジルで強化練習=近く防衛戦=格闘技のしなしさん

2007年3月1日付け

 「ブラジルに来るとホッとするんです」――。日本の格闘技団体、「スマックガール」の現フライ級チャンピオン、しなしさとこさんが現在、十一日の防衛戦にむけて、強化練習を目的に滞伯している。
 しなしさんは二〇〇一年にプロデビューした。高校から大学時代にかけて培った柔道の投げ技を武器に、これまでに二十七戦二十四勝一敗二分けの驚異の成績を残している。
 しなしさんは一月の中ごろからサンパウロ市リベルダーデ区の山口県人会に滞在。平日はサンパウロ市内の道場でブラジル人男性といっしょに柔術と打撃の練習に励んでいる。「みんな親切でいろいろと技を教えてくれます」。
 しなしさんはデビューして五年間、負け知らずの〃格闘技の女王〃として君臨した。しかし実際は「職業上、強気な発言が求められることも多く、勝つことへのプレッシャーは大きかった」と当時を振り返る。
 「ブラジルはそうしたプレッシャーから開放される」と強調する。「ブラジルはほんと大好き。日本のように気を遣いすぎることもないし、何よりも親切で温かい人が多いんです」。
 今回の滞在中、しなしさんは健康食品の店を経営する日系人夫婦と知り合った。「毎日夕食をご馳走してくれたり、送り迎えもしてくれて。ブラジルの大切な家族です」と笑顔だ。
 しなしさんは四日に帰国する。そして十一日、実戦総合空手の王者、瀧本美咲さんの挑戦を迎え撃つ。「試合はメンタル面で八割くらい決まります。今は気持ちも充実しているし、ブラジルの練習の成果を出して必ず勝ちます」。
 〃第二の故郷〃、ブラジルで思いっきりリフレッシュできたというしなしさん。今後は「お世話になっている日系社会の方々に恩返しをしたい」と、ブラジル人女性格闘家との試合をブラジル側でおこないたいと熱望している。
 また、将来的にはブラジルに拠点を移して本格的な練習に取り組みたいと考えている。そのためにはスポンサー(資金援助者)が必要だ。スポンサー希望や関心がある人は、ニッケイ新聞社日本語編集部のイケダまで連絡を(電話11・3208・3977)まで。

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