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東西南北

2007年4月24日付け

 下院人権委員で神父のコウト下議は、首都でレシッフェ市の風紀ホテル経営者オデッテさんに出会った。そこへ同じ人権委のコスタ下議が来た。
「オイ、コスタ下議。お前さんもレシッフェ出身なら、オデッテさんの家知っているだろう」
「とんでもないヨ、コウト下議。オレ、レシッフェでは教会しか行ったことがないんだヨ」
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 国内総生産(GDP)の算出方法変更で、税金の占める割合も三八・八%から三五・二%へ低下したため、増え続ける政府支出を補うために、増税を実施する余地ができたと政府はみている。金融取引暫定税やサービス税、工業税、商品流通サービス税は限界に近いとして、新税の導入を検討。脱税対策を強化し、課税対象の裾野を広くするという。
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 給与の八八・五四調整を要求し、アラゴアス州の軍警下級士官ら五〇〇〇人が十九日夜から二十一日夜までスト入りした。州政府は調整を前向きに検討すると約束。治安の悪化が懸念されたが、軍警が一人撃たれた以外、大きな事件は発生しなかった。
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 人口一万一〇〇〇人の田舎町、サンパウロ州モルンガーバ市で今月十二日に農場主(63)を殺害した容疑で、少女三人(15、16、17)が逮捕された。釣り人のフェスタで少女らと知り合った被害者がミニバンに乗せて三人を送る途中、一人がタオルで首を絞め、止めた車から被害者を引きずり出して死ぬまで棒で頭を殴りつづけた。自動車を奪うための犯行だった。
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 教育省の調査でコンピュータを導入した学校の生徒の国語と数学の成績が上がっていないと判明。欧米諸国でも同様の結果が出ているという。

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