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花は喜びを与える=アフロード・アルジャ花祭り=目を奪う展示

2007年8月30日付け

 春の到来を知らせる花の祭典、「第十六回アフロード・アルジャ花祭り」(汎ズットラ地方花卉生産者協会主催=林広高会長)が今月二十五日に開幕、終日大勢の来場者が駆けつけ、色鮮やかな花々を楽しんだ。
 開会式で林会長は、「花はいつも私たちに喜びを与えてくれる。色鮮やかで長持ちする花をつくるのが我々生産者の役目」とあいさつ。続いてアルジャ市から花卉優秀生産者の表彰がおこなわれ、藤本紀雄さん(切花)、荒木トムさん(蘭)、玉腰範義さん(盆栽)、河名実さん(カランコエ)が記念のトロフィーを受け取った。
 展示部門の目玉で、横幅約十五メートルある二つの「花の壁」には、ベゴーニャで「EXPO AFLORD」や「春」の文字、侍の子どもの絵が描かれ、来場者の関心を惹いていた。
 十四のブロックに分かれた花の展示部門では、蘭やサボテン、盆栽やアジサイなどの花々でテーマ別に〃夢のある世界〃を表現。花の即売コーナーでも、店頭より割安で販売されているとあって、多くの人で賑わっていた。
 同協会の会長を長年務め、山形県人会の現会長でもある荒木克弥さんは「こうしたイベントが日系社会の後継者となる若い世代を育てるきっかけになる」と意義を強調。林会長は「開催七日間で四万人の来場者を期待したい」と述べた。
 入場料は十二レアル(六十歳以上と学生は半額、学生証の提示必要)。八歳以下無料、当日二十人以上の団体客は一人十レアルに割引。開催場所はAvenida PL do Brasil,km4.5 Fazenda Velha-Aruja-Sp。残りの開催期間は九月一日(土)、二日(日)、七日(金)、八日(土)、九日(日)。開催時間は午前八時半から午後六時まで。駐車場利用料は一日六レアル。問い合わせは同協会、(電話11・4655・4227)または(11・4655・1928)まで。

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