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ブラジルを知る会=史料館カンパの古本市=29、30日文協の展示室で

ニッケイ新聞 2007年9月20日付け

 ブラジルを知る会(清水裕美代表)は「第八回ブックフェア」を二十九、三十の両日午前九時から、文協ビル新館展示室で行う。
 ブラジル日本移民史料館への資金カンパが目的。同フェアは、毎回約一万レアルを売り上げており、この収益金は、史料館の企画、展示などに運用される。
 価格は一レアルから三十レアルまで。比較的新しいものも多く、様々な分野の約六千冊が揃う。今回、日本のテレビ番組などのビデオも数百本集まった。
 販売される本は寄付によるもので回収に奔走した清水代表は「家族が大事にしてきた本、蔵書をみなさん気持ちよく提供してくれた」と感激の面持ちで話し、日系社会の互助精神を強く感じた、という。
 現在、「ブラジルを知る会」の有志約十人が開催日に向け、準備を行っており、十二日に来社したメンバーは、「いい本は早く売り切れます。お早目にご来場ください」と多くの来場を呼びかけている。
 なお、会場では史料館オリジナルTシャツ(十五レアル)も販売。知る会メンバーの手作り赤飯、フルーツケーキも楽しめる。開場時間は、二十九日午後五時、三十日午後四時まで。
 詳しくはブラジル日本移民史料館(電話11・3209・3875)まで。
 本の寄付は当日まで受け付けている。回収に関する問い合わせは、清水(電話=11・9339・7002)。

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